八経ヶ岳テント泊(天川河合-八経ヶ岳-明星ヶ岳)[2019/08/3-4]

登山・キャンプ

八経ヶ岳へテント泊で登山しました。訪れるのは3回目だが、これまでは行者還トンネル西口からのピストンだった。

今回は天川河合からの長いルートで弥山、八経ヶ岳を目指す。
人の少なめのルートで比較的静かな山行を楽しみます。

ルート、日時

2019/08/03 (1日目)8:05天川村役場→10:36栃尾辻→12:20高崎横手出合→13:35狼平→14:46弥山(泊)
2019/08/04 (2日目)5:32弥山→5:59八経ヶ岳→6:30明星ヶ岳→7:48高崎横手出合→9:15栃尾辻→11:25天川村役場

装備、パーティ

・人数:1人

・ザック重量:約13kg

主要装備

・テント(トレックライズ)、シュラフ、サーマレストマット、ソーラーパフ、ヘッドライト
・プリムスストーブ(ガス110g)、シェラカップ、500mLコッヘル、コップ、ハイドレーション2L、フォーク・スプーン、はし
・フリース上、ダウン上(全く必要なかった)、レインウエア、着替え1泊分

アクセス

・神戸→天川村役場:阪神高速→西名阪→阪和道→R24→R309
・天川町役場に車を停めることができる。事前に了解を得た方が良いと思うが、実質登山者等に開放されているようであった。
・土曜日の朝時点で車は5台ほどしか停まっておらず十分な空きがあった。
ただし、下山後の日曜昼は川遊びを楽しむ人たちで駐車場は満車、待ちの車もいるほど。昼間の到着だと停められない可能性あると思う。

山行記録詳細

2019/08/03 8:05 -天川村役場- 出発

深夜に神戸を出て3時頃に天川村役場駐車場へ到着。
車はまばらで5台ほど、難なく停めることができた。仮眠を取り、駐車場内にあるトイレを利用した後出発。

出発前に今回のザック重量を確認。約13kg。

登山道に入る前に注意書きあり。

登り始めすぐに段差の大きな金網の階段が続く。この手の階段は足の筋肉疲労が大きいのでゆっくりと進む。

しばらく歩くと鉄塔が見えてくる。

 

鉄塔のあとしばし森を歩くとまた鉄塔が現れる。

鉄塔が2つ3つ登場した後、一瞬だけ林道に出る。
丁寧な案内看板があるので迷いません。

10:36 -栃尾辻-

林道から再び登山道に入りしばらくすると栃尾辻に着く。
避難小屋としては頼りない感じのプレハブ小屋だ。

栃尾辻からは取り付きの分かりにくい尾根を登ってからトラバース道を行く。
途中には倒木が多数あり。

途中、きれいなコケも見られた。種類は分からないがアップで見ると模様のようでとてもきれい。

12:20 高崎横手出合 狼平方面へ向かう

高崎横手出合は左手に行くと狼平・弥山方面、右手が明星ヶ岳方面だ。

なお、左手に進んですぐに間違えやすい石がゴロゴロした谷の道がある。
私は間違えてしばらく下ってしまったが、正しくは斜面をトラバースしていく道だ。道中で会った方と話すと、ここはよく道を間違える人がいるのだという。初めて通る方は気を付けて通行されたい。

13:35 狼平 清流とキレイな避難小屋、小さく静かなテント場

道に迷ったせいでだいぶ時間を食ってしまったが無事狼平に到着。先客が1人テントを張り、1パーティが避難小屋にシュラフ等を広げていた。
テント場は狭く5張も張れれば良い方ではないかと思ったが、水場もあるし静かに過ごせる良いテン場と感じた。 
次回はビールを持参してここでテントを張りたい。

狼平を後にし、しばらく階段を上って行く。
階段の後は緩やかに標高を上げていき、弥山はすぐそこだ。

14:46 弥山小屋に到着 

狼平より1時間ほどで弥山に到着。先客は写真左手の小屋前にテントを皆張っているが、僕は右手の広場にテントを張る。
広場の方にはテントはまだ一張りもない。

自分のテントだけぽつん。
オオヤマレンゲの時期や紅葉の時期はここも混むのだろうが、真夏は空いていて穴場かも。

夕食は持参したステーキ100g。弥山小屋で購入した缶ビールと一緒にいただく。
道中で話した方が隣にテントを張っており、ステーキを見て羨ましそうにしていた。

夕食後はガスっていて星も見えないので早々と就寝。だが、夜中に目覚めるとガスが晴れて満点の星空であった。
この日弥山小屋に泊まっていた行者の方が「ここは星が降る場所なんですよ」と言っていたが、本当に降ってきそうな満点の星でしばし見入ってしまった。

2019/08/04 5:32 弥山小屋出発

日の出から少ししてテン場を後にする。

しばらくアップダウンを繰り返すと登りの道となり、シカの食害防止網を通過する。

5:59 八経ヶ岳山頂

柵を通過してから10分も歩けば八経ヶ岳山頂に着く。
この日はガスに覆われたり一瞬晴れたりの天気であった。

ガスが晴れた瞬間を狙ってパシャリ。次に目指す明星ヶ岳がよく見える。

明星ヶ岳に向けて緩やかに下り、天川河合(写真右手)と釈迦が岳・明星ヶ岳(写真左手)方面の分岐を左に行く。

6:30 明星ヶ岳

分岐から5分ほど歩けば明星ヶ岳山頂に着く。
山頂からは八経ヶ岳、弥山小屋が見える。眺望は八経ヶ岳に負けず劣らず良い。

明星ヶ岳より下山を開始する。ここから高崎横手出合までは倒木が非常に多く、登山道が不明瞭となっているため注意。
倒木を避けて踏み跡をたどっても途中から踏み跡を見失って迷った。道中に会った方に聞いても、ここは自分で通れるルートを見つけながら通過するしかないと言っていた。
環境保護の観点から言うとなるべく登山道を外れたくないのだが、こればかりはどうしようもない…

7:48 高崎横手出合 無事倒木の道を通過し、昨日の道に戻る

高崎横手出合まで戻ってきた。昨日はここを左手(この写真では右手)に進んだ場所だ。
ここからは昨日来た道を戻るのみだ。

9:15 栃尾辻

11:25天川村役場

コースタイムよりやや時間がかかりながら下山。
駐車場に戻ると川遊びに来た水着の人たちでごった返していた。

総評

行者還トンネル西口からのピストン道に比べ、登山者が少なく静かな山歩きが楽しめる道であった。
ただし、ルートが長いだけでなく倒木の道や取り付き不明瞭な尾根など道迷いしやすいポイントがあり3回も道迷いしてしまったのは反省である。

次回は狼平でより静かなキャンプを楽しむ山行を計画してみたいと思う。

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