御嶽山(御岳ロープウェイ~五ノ池小屋~継子岳)[2022年8月27日~28日]

登山・キャンプ

山小屋泊1泊2日で御嶽山に登りました。

泊まる小屋は薪ストーブのある山小屋で有名な五ノ池小屋です。

1日目3時間半、2日目6時間程度の比較的気楽な山行で初めての御嶽山を楽しみました。

コース(3D鳥瞰図)

(クリックで拡大、カシミール3Dにて作成)

ルート

〇2022年8月27日(土)

御岳ロープウェイ山頂駅→行場山荘→女人堂→三ノ池→五ノ池小屋(泊)

〇2022年8月28日(日)

五ノ池小屋→継子岳→五ノ池小屋→三ノ池→二ノ池→剣ヶ峰山頂→石室山荘→女人堂→御岳ロープウェイ山頂駅

山行詳細

小雨が降る中、翌日の昼前には天候が回復するとのヤマテンの情報に期待して山行開始です。27日(土)は雨予報だったためか、登山者も駐車台数も少なめでした。

御岳ロープウェイ頂駅~行場山荘

午前9時半、御岳ロープウェイに車を停めてチケットを買い、乗り場へ。

チケットは往復¥2,600ですが、モンベル会員割引を使うと¥2,340になりました。会員本人だけでなく同行者も5人までOKとモンベルのホームページに書いてありました。

年会費はかかりますが、フレンドエリアの施設や温泉などで結構割引があるのできちんと活用していけばお得です。

山麓駅、山頂駅ともトイレがありますが、節水のためなるべく山麓駅で済ませるように協力のお願いがありましたのでトイレを済ませてゴンドラに乗り込みます。

山頂駅に着くと小雨が降っていましたが、弱かったのでレインウェアは着ずに歩き始めます。

ロープウェイ山麓駅

ゴンドラ内から撮影。土曜日のため15分の中で1組しかすれ違わなかった。

ロープウェイ山頂駅

山頂駅から行場山荘へ向けて出発してすぐ、ウッドチップの道があります。

フカフカしていて足に優しい感じがしますが、すぐにこの道は終わります。

ウッドチップの道

10分ほど歩くと行場山荘に着きました。

看板に書かれている「名物 ちから餅」のきなこを注文して腹ごしらえします。

お餅がとても柔らかいのと塩味が効いていてとても美味しかったです。

熱いお茶が付いてきました。

行場山荘に着く

山荘内の売店メニュー

ちから餅(きなこ)

行場山荘からは1時間ほどの登りです。

小雨の中でしたので、眺望のない中もくもくと登りました。

女人堂~三ノ池(三ノ池道)

女人堂は特に中を見ることなく通り過ぎました。

店の前でラムネやコーラが売られていました。店の前にベンチと机もありますので、下山してきた時は飲みたくなるかもしれません。

女人堂

すぐ先の8合目で剣ヶ峰方面と三ノ池方面の分岐がありますが、今回は三ノ池方面に向かいます。沢筋の落石注意の看板があります。

五ノ池小屋方面に向かうトラバースの道です。

剣ヶ峰と三ノ池の分岐

落石注意の看板

ルートの途中に真っ赤に色付いたナナカマドがたくさんありました。

ナナカマド

しばらく歩くと沢筋が現れました。落石も危険ですが、増水している時は渡れなくなりそうです。滑りやすい表面状態ですが、写真の水量では特に危険なく通行できます。

三ノ池道の沢筋

沢筋を過ぎてしばらくするとガレ場が出てきました。ここも落石注意ですね。

三ノ池道のガレ場

三ノ池道を1時間ほど歩いたところで三ノ池に到着しました。

避難小屋と美しい三ノ池がある…はずですがガスっていてよく見えないので足早に通過して五ノ池小屋方面に歩を進めます。

三ノ池避難小屋

三ノ池

二ノ池方面と五ノ池方面の分岐

五ノ池小屋

分岐から10分ほど緩やかに登ると五ノ池小屋に到着しました。13時頃の到着です。

残念ながらガスで眺望はありませんが、天候が悪い代わりに休日にしては利用者が少ないため、小屋内でのくつろぐ時間を楽しみます。

写真のとおり小屋は外装・内装ともとてもきれいです。

玄関を入ると薪ストーブが鎮座しています。

夜ご飯まで時間がありますので、まずは生ビールとおでんを頂きました。

ガスの中の五ノ池小屋

五ノ池小屋 玄関

五ノ池小屋 売店

五ノ池小屋 エントランス&食堂

五ノ池小屋 薪ストーブ

五ノ池小屋 売店メニュー

五ノ池小屋 ビールとおでん

少しガスが晴れたので小屋の裏にある飛騨頂上に散歩しました。

三ノ池も見ることができました。

飛騨山頂

五ノ池小屋周辺より三ノ池を見る

夕食は豚肉の塩麴付けがメインです。

メインやみそ汁などを手作りされており、ご飯も粒が立っていて最高でした。

山小屋の夕食の中ではトップクラスだと思います。

五ノ池小屋の夕食 ピンボケ気味

夕食後は薪ストーブでピザを焼いてくれます。1日10組限定ですので、小屋に着いたら予約した方が良いです。

五ノ池小屋 夕食後のピザ

夜になると小屋の外もランタンが置かれていい雰囲気です。

この日は曇りの中ときどき雨が降る天気でしたので、寒さもあり誰も外のテラスでの食事利用はせず。。

晴れた日は外でコーヒーを飲むのも良いですね。

夜の五ノ池小屋テラス

朝ごはんは焼き鮭と梅干など定番メニューですが、夕食と同様に丁寧な料理です。

朝食中に薪ストーブで焼くアップルパイを注文するかの確認があります。

朝食後に焼かれるもので、こちらは希望すれば人数分用意して頂けます。

焼き上がりが7:30のため早出の人は食べれないので、この小屋を楽しみに来る人は余裕を持った行程で訪れた方が良いです。

薪ストーブ アップルパイを焼いている最中

アップルパイ お皿もオシャレ

五ノ池小屋→継子岳ルートから四ノ池方面

五ノ池山荘→継子岳

アップルパイを食べた後、剣ヶ峰に向かう前に継子岳へピストンします。

友人によると剣ヶ峰よりこちらの方が景色が楽しめるとのこと。

1周すると1時間45分ほどのコースタイムですが、ピストンだと実績で50分ほどでした。

五ノ池小屋→継子岳ルートから四ノ池方面を見る

継子岳方面を見る

途中に尖った岩が集まった針の山があります。

針の山

荷物を小屋にデポして行ったので、30分弱で山頂に到着しました。

山頂からは剣ヶ峰、中央アルプス、北アルプスが見えて眺望は最高です。

晴れていれば槍・穂高方面ももっとよく見えるはずですし、富士山も見えるようです。

継子岳山頂

継子岳より剣ヶ峰方面を見る

継子岳より槍穂高方面を見る

来た道を足早に下りて20分ほどで小屋に戻りました。

ガスが晴れた小屋に後ろ髪を引かれながら二ノ池方面へと出発します。

ガスが取れた五ノ池小屋

三ノ池→二ノ池

昨日来た道を三ノ池方面に戻り、10分ほどで分岐に着きますので二ノ池方面に進みます。

二ノ池方面分岐

トラバースの道ですが、特に危険な箇所はなく30分弱で三ノ池乗越に到着しました。

三ノ池乗越まで来ると剣ヶ峰がよく見えます。

二ノ池方面へのトラバース

三ノ池方面を振り返る

三ノ池乗越

サイノ河原避難小屋

サイノ河原避難小屋の横に噴火を監視していると思われる装置が設置されていました。

噴火の兆候を見るための気象観測装置だと思う

30分ほど歩くと二ノ池ヒュッテが見えました。

担々麵が美味しいと聞いていたので中を覗くと、10時から提供される担々麵を待つ人が5~6人ほどいました。

小腹が空いていたので誘惑に勝てず、担々麵を注文してしまいました。

味はかなり濃いですが私は好きな味でした。

二ノ池ヒュッテ

二ノ池ヒュッテのタンタンメン

二ノ池→剣ヶ峰山頂

二ノ池ヒュッテを過ぎると二ノ池が現れます。

2014年の噴火による火山灰で池が覆われていました。もしかしたら水面が見える箇所もあるのかもしれません。

火山灰で埋め尽くされた二ノ池

剣ヶ峰方面分岐

シェルター3基あり 中に入ると音の跳ね返りがすごく頑丈さを実感する

二ノ池から30分ほど歩くと山頂に到着しました。

一ノ池も水はありません。

残念ながらガスっていてあまり眺望はありませんでした。

剣ヶ峰山頂

一ノ池火口

剣ヶ峰からは女人堂を目指してガレた道を下りていきます。

この日は雲が取れませんでしたが、晴れていれば麓までよく見えて下りも気持ちいいかと思います。

傾斜のきつい箇所もなく、下りやすいルートでした。

この日は午後に晴れる予報だったので、日曜日でしたが恐らく100人以上の人とすれ違いました。五ノ池小屋もこの日は満室とのことでした。

剣ヶ峰から女人堂方面のルート

2時間ほどでロープウェイ山頂駅まで下り、ロープウェイで山麓駅へ戻り山行終了です。

天候は思ったより回復せず眺望がもう一つでしたが、五ノ池小屋でのくつろぎを楽しみ御嶽山の火山の特性を感じた山行でした。

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